【時給1000円くらいでしょ?】昼キャバの時給と給与システム
- 2018.11.22
- 昼キャバ
昼キャバ嬢の給料構成について
昼キャバで採用されている時給の決め方
キャバクラで導入されているバックの種類
保証時給制度について
給料から引かれるものについて
昼キャバの給料構成は『時給+バック-控除』で成り立つ
昼キャバも夜キャバもお店のシステム自体は大した違いがない。
キャバクラで働きたいけど、夜の時間はプライベートとの兼ね合いで働けない、そんな女の子にとっては昼の時間にキャバ嬢として働ける昼キャバは魅力的に見えるんじゃないかな。
でも、そこで気になるのは昼キャバでも夜みたいにたくさん稼げるのかということ!
昼キャバってどうせ夜よりも給料安いんでしょ?
時給1000円くらいなんじゃない?
・・・と、俺も実際夜キャバで働いてるキャストに言われたんだよね。
先に言うと、時給1000円なわけない(笑)
もっとあげてる(笑)
昼キャバも立派なキャバクラ!
昼キャバもちゃんと働けばキャバクラらしく高日給を受け取ることもできるんです!
まず大前提として、昼キャバの給料構成は「時給+バック-控除」。
時給にさらにバックを上乗せして、そこから源泉徴収を引く、というシステムが多いことを知っておこう。
昼キャバの平均時給
そんな昼キャバの平均時給はもちろんキャバクラやそのエリアによっても違いはあるんだけど、俺が今店長として働いてる新宿の朝キャバ/昼キャバで言うとだいたい2000円~3500円くらい。
新宿の夜のキャバクラの場合はだいたい3000円~5000円くらいだから、それに比べるとやっぱりちょっと低め。
ね?時給1000円なんかじゃなくて、もっとキャバクラらしい高時給でしょ?
だから昼キャバも高時給の仕事として十分魅力があるんだよね。
新宿の夜キャバの平均時給は3000円~5000円
だいたいどこのエリアでも昼キャバは夜キャバより1000円くらい時給が低く設定されている
昼キャバの給料システム
最初に言ったように、昼キャバの給料構成は「時給+バックー控除」。
でも、実際に求人を見ると「時給3000円~」ってなってるところが多い。
この「~」には「時給が上がる可能性も秘めている」っていう意味に取れる。
実際そうだしね。
実はキャバクラは昼も夜も、頑張って売り上げを出せば出すほど、その分時給が上がっていくシステムになってる。
でもその時給アップのシステムはお店によって種類があるんだよね。ここではその中でも特に採用されてることが多い時給の決め方について紹介していくね。
指名本数スライド制
まずは指名本数スライド制。
多くのキャバクラの給料システムではこの「スライド制」が採用されてるね。
これは売上や指名本数などで一定ラインを超えれば、時給がアップするというシステム。
その中でも「指名本数スライド制」はその名の通り、その月、または週の指名本数によって時給が変動していって、本数が多ければ多いほど時給も高くなっていく。
指名本数スライド制なら、指名が5本以上でいくら、10本以上でいくらと本数に応じて時給が左右するよ。
このスライド式を採用しているお店では、指名がたくさん取れれば時給はアップするけど、次の月頑張らなければその時給は維持できない可能性も。
だからこそ頑張りがいもあるシステムでもあるんだけどね。
売上スライド制
売上スライド制の場合。
指名本数ではなく売上の総額で時給のラインが決められていて、売上を上げれば上げるほど時給が高くなっていくっていうシステム。
売上っていうのは、お客様がそのキャバ嬢の接客によって支払ったお金であって、キャバ嬢から見たバックの金額のことではないよ。
例えばお客様がキャバ嬢のために3万円のボトルをオーダーしたとすれば、そのキャバ嬢の売上として3万円がプラスされる、ということ。
まだ指名が少ない新人の女の子でも頑張れば売上を上げられるから、このシステムのお店ではいきなり高時給をゲットできる、なんてチャンスもあったりする。
ポイントスライド制
ポイントスライド制の場合。
指名の本数や同伴の本数をポイントとして換算することが多いかな。
例えば、本指名1本で1ポイント、場内指名1本で0.5ポイント、といった風に。
でもこれだけだと指名本数スライド制と変わらないよね。
それだけではなく、同伴や延長にもポイントが付けられていることが多くて、例えば同伴1回で3ポイント、延長1時間で1ポイント、という換算するところもある。
その結果的なポイントによって時給が変動するっていうシステムだね。
同伴のポイントが多いように見えるのは、同伴している時は時給がつかないから。
無給でも頑張ってキャバ嬢として売上に繋がることをしてくれたってことで、ポイントを多めに付けているお店が多いね。
売上・ポイントスライド制
売上・ポイントスライド制は売上スライド制とポイントスライド制の合体させたシステム。
指名や同伴に関してさっき紹介したポイントスライド制で換算しつつ、売上に関しても1万円の売上につき1ポイント、と付けられてることが多いね。
だから指名が少なくても売上が多ければポイントは稼げるし、逆に指名が多くても売上を取ることができなければあんまり稼げない。
こんな風に人気かどうか、営業がうまいかどうか、キャバ嬢としてのあらゆる面が長けているかどうかが問われるシステムだね。
給率制
最後に給率制。
給率制は特に高級キャバクラで採用されてることが多いかな。
最初に覚えて欲しいのが、「給料÷本指名での売上×100」という公式。
小難しく見えるかもしれないけど、やってみると意外と簡単。
自分のその月の時給やバックから換算した給料を自分が本指名で得た売上で割って100を掛けることで、パーセンテージが出るんだよね。
このパーセンテージが100%を超えていたら、売上以上の給料をもらっている、つまりお店にとってはそのキャバ嬢の出した売上よりも支払ってる給料が多いから赤字ってことになる。
逆に100%を下回っていたら黒字。
この100を超えているかいないかで、バックがもらえるかどうか、給料が上がるかどうかが決まるシステム。
時給に+αで稼ぐ『バック』の種類
ここまでキャバ嬢の時給の決め方について紹介してきたけど、時給からさらに+αで稼ぐことができるのが「バック」。
人気のキャバ嬢になると、その時給よりもバックの方が多いなんて人も結構いる。
ほとんどのキャバクラでは、このバックシステムを取り入れていることが多いね。
だからこそ営業の頑張りがいもあるということにつながる。
バックの種類について、ほとんどのキャバクラで導入されてるものを紹介していきます!
本指名バック
本指名バックはその名の通り、そのキャバ嬢を本指名する目的で来店したお客様が来た時に発生するバック。
大抵指名料は3000円くらいのところが多いけど、その30~50%くらいが女の子の給料に上乗せされるシステムだね。
お客様が本指名のまま延長すれば、その延長した分の指名料も同じ配分で上乗せされることが多いよ!
場内指名バック
場内指名バックの場合、その配分は本指名よりも少し劣ってだいたい10%~20%くらいかな。
例えば本指名バックが1時間1000円に対して場内指名バックは1時間500円など、同じ「指名」でもバックの配分が少し違う。
場内指名バックは本指名バックと比べて低めだけど、そこで気に入ってもらえれば次は本指名で来てくれるかもしれないから、手を抜くのは厳禁!
場内指名でも延長してもらえれば、1時間延長で場内指名バック1時間分をさらに上乗せされたり、本指名バック同様場内指名でもバックを稼ぐことは可能だよ。
次は本指名をもらえるように頑張ろう!
売上バック
売上バックについて。
これは本指名での売上が影響することが多いかな。
最終的にそのキャバ嬢を本指名したお客様が支払った金額の何%かがバックとして上乗せされるというシステム。
このシステムを採用してるお店では、指名料バックや他の売上に関するバックが上乗せされず、まとめて売上バックとしてもらえるというパターンもあるよ。
お店によってはサービス料や税金を差し引いた売上で計算するところもあるしね。
ドリンクバック
キャバ嬢の飲むドリンクはお客様のおごり。
ドリンク代は「そのキャバ嬢のために支払ったお金」ということになるから、バックとして上乗せされる。
大抵ドリンクは1000円くらいだから、ドリンク1杯につき数百円くらいのバックが入るかな。
これに関しては場内指名でも本指名でも同じ。
指名なしのフリー客の場合でも、ドリンクをオーダーして貰えばそのキャバ嬢のドリンクバックが発生するから、新人でも稼ぎやすいバックだと言えるね。
ボトルバック
次にボトルバック。
シャンパンをイメージする人が多いかもしれないけど、まさにその通りでお客様がオーダーしたボトルの売上の何%かが、そのままボトルバックとして上乗せされる。
数万円のボトルがオーダーされたら、バックとして数千円、物によっては数万円入る場合もあるから、バックの中では大きい部類に入る!
人気のキャバ嬢はこのボトルバックで相当な額を稼いでる子もいるし。
フードバック
フードバックはお客様がオーダーしたフードによるバック。
お店の中で作れるおつまみ系などがそれにあたるね。
お客様によってオーダーする物が違うし、中には出前を取る必要が出てくる物も。
出前は寿司なんかが一般的かな。
出前の場合はバックがつかないお店もあるから、フードバックを狙う人はあまりいないけど、給料のプラスになることは間違いないから見逃せないね。
同伴バック
同伴バックは同伴出勤すれば一定額をバックとして上乗せされること。
同伴料金は3000円くらいのところがほとんどで、キャバ嬢の懐に入る同伴バックはだいたいは1000円~1500円くらいのことが多いかな。
キャバクラって開店してすぐの時間はよっぽどそのお店が好きな人くらいしか来ないから、結構暇なんだよね。
でも同伴は暇な時間帯にお客様を連れて来てくれるということになるので、バックの中でも配分を弾んでいるところが多い!
一方でお店にとって売上に直結しないから、アフターには料金やバックはないところが多いね。
指名のキャストがいる席にヘルプでついた場合はバックはつかない
ここまでキャバクラのバックについて紹介してきたけど、実はバックがつかない場合もある。
それがヘルプの場合で、ヘルプは人気のキャバ嬢がテーブルを回ってる間のつなぎの役目。
本指名中のお客様にいくらドリンクやボトルをオーダーしてもらったとしても、そのお客様は別のキャバ嬢の指名客。
だから、ヘルプにバックはつかないっていうルールを設けてるお店がほとんど。
中にはドリンクのオーダーに関してはバックあり、なんてところもあるけどね。
新人キャバ嬢が知っておきたい『保証時給制度』
スライド制の給料やバックシステムについて紹介したけど、新人のうちはちゃんとそのルールに合わせて給料を稼げるかどうか、不安に感じる女の子も多いかもしれない。
でも安心して!
キャバクラの経営陣としても、新人のうちから売れっ子キャバ嬢のようにたくさん稼げる子なんていないことは理解してる!
そんな新人キャバ嬢でもちゃんと稼いで頑張れるように、「保証時給制度」というものを導入してるお店が多い。
保証時給制度とは、たとえ売上を出せなくても「保証時給」として定められている給料は必ずもらえるというシステムのこと。
ちなみに俺が店長を努めてるキャバクラでも、この制度があるよ。
新人で稼げるか不安、という人はこの制度があるところを選んでみてね。
昼キャバで控除対象になるもの
昼キャバの給料システムについて紹介してきたけど、逆に控除される物もある。
まず必ず源泉徴収として1割くらいが引かれることはどこのお店でも同じこと。
さらにそこに、ヘアメイクが必要な場合はヘアメイク代、ドレスをレンタルすればそのレンタル代が引かれることもある。
そこはお店によって多少違いがあるからあらかじめ確認しておこう。
昼キャバではキャバ嬢の服装もかなりカジュアルで、自前のワンピースや落ち着いたヘアメイクでOKなところも多くて、控除は源泉徴収だけのところも多いよ。
電車がない夜のキャバ嬢と違って、昼キャバなら電車で帰れるから送り代もかからないしね。