2012/12/04

シャル・ウィ・車椅子ダンス?/特定非営利活動法人 全日本車椅子ダンス協会

こんにちは! ナイチュウです!

みなさんは、1996年公開の映画『Shall we ダンス?』(シャル・ウィ・ダンス?)をご覧になりましたか?
社交ダンスの魅力にあこがれ、踊ってみたいと思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回ぼくは、車椅子でダンスを踊るイベントがあるって聞きつけ、会場となった栃木市大平町の「ゆうゆうプラザ」におじゃましてみました。

写真:ダンスイベントのみなさん

今年で5回目を迎えた「車椅子ダンスフェスティバル」。
会場には、華やかなダンス衣装をまとった出演者のほか、来賓や見学の方々で大にぎわい!

主催は「NPO法人全日本車椅子ダンス協会」。
理事長の高根澤利夫(たかねざわ・としお)さんと、副理事長の庄崎雅子(しょうざき・まさこ)さんに、「車椅子ダンス」についていろいろ教えてもらいました。

写真:理事長・副理事長

「車椅子ダンス」の発祥は、1950年代のイギリス。
その後、ドイツのクロムフォルツ博士が、障害のある人とない人がペアを組んで踊るスタイルを確立して、障害者スポーツとして普及していったんだそうでチュ。

写真:車椅子ダンス

社交ダンス以外にも、レクリエーションダンスなど、様々なスタイルで幅広く行われている「車椅子ダンス」。
リハビリテーションやダンスセラピーとしても取り入れられ、その効果が期待されているんだって。

理事長の高根澤さんは元々プロの競技ダンサーで、ダンス一筋56年の超ベテラン。
一方、庄崎さんは看護学校の教授などを歴任した看護の専門家。
そんなお二人がダンスを通して出会い、普及に取り組んだのが「車椅子ダンス」なんだそうです。
今年の3月には、高根澤さんが「三笠宮杯日本ダンス大賞 車椅子ダンス特別功労賞」を受賞され、その功績が高く評価されました。

「絶妙のコンビで早17年。
二人のパートナーシップがあるからこそ、今までやって来れたんです。
障害のある方のうれしそうな顔を見ると、続けてきてよかったなと思います。」
そう語る高根澤さん。

「ダンスの楽しさを少しでも感じてくれたらうれしいですね。」と庄崎さん。

写真:理事長・副理事長

小学校や看護学校へ出向いて講習を行ったり、運動機能が低下したお年寄り向けに「チェアーダンス」を考案し、高齢者施設を訪ねたり、その活動は年々広がってきているそうです。

ハンディを持った方々がダンスを通じて元気になり、たくさんの仲間との交流を通じて、社会参加が進んでいく・・・。
「車椅子ダンス」の普及活動に情熱をもって取り組むお二人は、そんな社会の実現を目指しているんだそうです。
フェスティバル当日は、車椅子ダンス普及活動員の資格認定試験も同時に実施されるというので、講習会場をのぞいてみました。

「車椅子ダンス」には大きく分けて、2つのスタイルがあるそうです。
ひとつは車椅子ダンサー同士がペアで踊る「デュオスタイル」。

写真:デュオスタイル

講習を受けられていたみなさんは、ワルツの音楽に合わせ何度も何度も練習に励んでいました。

もうひとつが「コンビスタイル」。

写真:コンビスタイル

「コンビスタイル」は、車椅子に乗って踊るウィールチェアドライバーと、立って踊るスタンディングパートナーのペア。
スタンディングパートナーがリードし踊るスタイルだそうです。

この日講習を受けられていたのは、栃木市の「栃木障害者の自立をめざす会」のみなさん。
障害のある方と介助をするパートナーの方、ご一緒に受講されていました。

みなさん資格認定試験に合格! お見事でチュウ!

写真:フェスティバル開幕

そしていよいよフェスティバルの開幕!

最初の演技は、今年の9月に日本武道館で開かれた「ワールドダンスフェスティバル」に参加したみなさんのデモンストレーション。
世界初となる9名による車椅子のデュオスタイルのフォーメーションダンスを披露。

「日本武道館で踊ってみたい!」
車椅子ダンサーのそんな言葉がきっかけとなり、猛練習の末、実現したんだそうでチュ。
会場は割れんばかりの拍手喝采!

写真:古河ワンダフルサークル

手話をダンスに取り入れて、コンビスタイルの演技を披露してくれたのは「古河ワンダフルサークル」のみなさん。
茨城県からの参加だそうです。

写真:大平町車椅子ダンス研究会

地元、「大平町車椅子ダンス研究会」のみなさんはフォーメーションダンスを演技。

写真:皆さん楽しそうにダンス中

研究会代表の中島義照(なかじま・よしてる)さんにお話を伺いました。
「きっかけは民生委員の障害者部会長をしていた頃、研修の題材として高根澤さんに車椅子ダンスの講習を受けたことです。
その後有志を募って研究会を立ち上げました。」
2ヶ月に一度、施設を訪問し、通所者の方々とダンス交流を深めているそうです。

写真:様々なダンスを披露

「栃木ウィルチェアダンス研究会」のウィールチェアドライバー、湯野宮義人(ゆのみや・よしひと)さんは、高根澤さんと協会設立時から共に励んできたお仲間。
日本武道館でのデュオスタイルフォーメーションダンスのメンバーで、この日はデュオスタイルフォーメーションダンスをはじめコンビスタイルで何種目ものダンスを披露してくれたでチュウ。

写真:フォーメーションダンスなど

このほか賛助出演としてプロのダンサーペアによるデモや5組のフォーメーションダンスなどを含め、県内外から参加した方々による15の演技が披露されました。

写真:デュオスタイルフォーメーション

プログラムの最後は参加者全員登場!
デュオスタイルフォーメーションでワルツを優雅に踊ったでチュウ。
みなさんほんとに楽しそう!

写真:理事長・副理事長

最後に、高根澤さん、庄崎さんに、今後の目標を伺いました。

「小中学校のダンス授業に、この車椅子ダンスを取り入れてもらいたいですね。
庄崎さんが考案したチェアーダンスももっと普及させたいので、NHKなどいろんなメディアで取り上げてもらいたいです。」と高根澤さん。

「障害のある方々に、“車椅子でこれだけのことができるんだ”と実感してもらいたいんです。そのために必要な技術を身に付けることができるよう、導いていくのが私の役目だと思っています。
社交ダンスのバリアフリーをどんどん進めていきたいですね。」
そう語る庄崎さん。

「車椅子ダンス」は、だれでも気軽に楽しめるスポーツ。
手と手をつなぎ、ココロとココロをかよわせて踊る喜びを、もっと多くの人たちにも知ってもらえるとうれしいな。
今でもワルツの曲が頭の中を駆け巡り、ココロ踊るナイチュウでした。

 

特定非営利活動法人 全日本車椅子ダンス協会

  • 住所:〒329-4404 栃木県栃木市大平町富田643-7
  • TEL/ FAX:0282-43-8191
このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ人は、こんな記事も読んでいます

コメント

“シャル・ウィ・車椅子ダンス?/特定非営利活動法人 全日本車椅子ダンス協会” への3件のフィードバック

  1. 田吾作***須見秀敏 より:

    僕も、「脊髄腫瘍」の「手術の後」で、「下半身が不随に」なり、社交ダンスが踊れなくなって、
    淋しい思いをして居ます。

    「車椅子ダンスは」車椅子を「借りて居た」当時、2 度ほど参加した事がありますが、
    タクシーで ・ 上野まで行き、「往復4回も」の「タクシー使用」なので、
     常時・参加する事は出来ません。

    近場には、「[ 広い会場が ] 」 取れないから、栃木県等になるの、でしょうけど・・。

  2. 田吾作***須見秀敏 より:

     「[ 車いすダンス ]」 は、「[ 同病 ・ 相哀れみ ]」 じゃないけど、

    同病者の ・ 集いなので、「[ 話が ・ 合い ・ 弾み ]」 非常に 「[ 勉強には ・ なった ]」 けど、

     何しろ、 「[ 参加するまで ]」 の 「[ 往復に ・ 金が掛かり過ぎる ]」 ので、「[ 無理がある! ]」

  3. 田子作・須見 秀敏 より:

     今回は、参加が出来なかったけど、あれから1年も経ったので、杖を突いて、少し位は歩ける様になったので、助かりました。
    80過ぎの ジジイ に なっちゃったけど、今度は、普通に 社交ダンスが踊れる様に、頑張って、早くなりたいと、思います。

コメントを残す

コメントについての注意

※お名前はハンドルネームでOKです。
※メールアドレスはフリーメール・携帯メールでも構いませんが、連絡が取れるものをご入力下さい。なお、メールアドレスは非公開です。
※頂いたコメントは、本ブログを運営する“とちぎナイスハート広め隊”が確認したあとに掲載します。掲載までにお時間がかかることがありますので、ご了承ください。
※なお、“とちぎナイスハート広め隊”が不適切と判断したコメントは掲載されない場合がございますので、ご了承ください。

このブログは、栃木県障害福祉課が運営しています。障害を持ちながら活躍する方や、その支援者の取組などを紹介しています。
以下、記事カレンダーや最新記事一覧、最新コメント一覧などの案内です。読み飛ばす場合、「記事に戻る」か「メインメニューへ」をお使いください。

記事カレンダー

2017年10月
« 6月    
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031