2012/10/05

手をとりあって街歩き体験!/NPO法人ま・わ・た(真岡市市民活動推進センター「コラボーレもおか」運営団体)

こんにちは!
ナイチュウです!

普段なにげなく歩いている街のなか。
段差を乗り越え、交差点を渡り、路地を曲がり、階段を昇り降りして、バスに乗ったり、電車に乗ったり・・・。

世の中には、そうしたちょっとした動作のひとつひとつに、人一倍労力を必要としている方々がいらっしゃいます。

ぼくに何かお手伝いできることはないのかな?
それとも、そんなことはおせっかいなのかな?

そんなことを考えていた折、“障害を持つ方と一緒に街に出かけてみる”という体験企画があるってことを聞きつけ、参加してきました。

写真:参加する皆さんがそろってます

訪れたのは真岡市にある真岡市二宮コミュニティセンター。

今回の企画、「やさしいまち・ひと探検隊」は、真岡市市民活動推進センターを運営するNPO法人ま・わ・たが宇都宮大学などと協働で実施するもの。
障害のある方と行動を共にし、街なかを手引きしながら歩く体験を通して、多くの気づきを得る。
そして、自分が出来ることは何かを考え、ボランティア活動の理解を深めるという企画でチュ。

「視覚障害のあるみなさんとの探検」、「聴覚障害のあるみなさんとの探検」、2回に分けて行われるこの企画。
ぼくは視覚障害のあるみなさんと、街を探検してみました。

参加者は、学生から年配の方まで約20名。
ボランティアに興味があって参加したという方が多く、初めての体験に緊張気味の方も。

写真:ボランティアの皆さん

NPO法人ま・わ・たの土崎雄祐(つちざき・ゆうすけ)さんに企画の経緯を伺ってみました。
「栃木県のNPO・ボランティア理解促進事業の一環として、ボランティア活動を広く理解していただこうということで企画しました。障害のある方々との関わりは今回がはじめてですが、これを機会に増やしていければいいですね。」

写真:ボランティアの皆さん2

午前中は街なかでの活動体験。
午後にはその体験を踏まえて「ふりかえりフォーラム」が行われました。

講師を務めていただいたのは、視覚障害をお持ちの藤田登志雄(ふじた・としお)さん、大幡栄三(おおはた・えいぞう)さん、鈴木カネ子さんの3名。

最初に藤田さんから目の不自由な方を誘導する「手引き」についてのアドバイス。
「後ろからひじを持ってもらうか、肩に触れてもらってください。
そして、必ず半歩前で誘導すること。
段差などはこまめに教え、余裕があれば風景なども伝えてあげてください。
注意するのはこれ位なので簡単ですよ。」

参加者は、このアドバイスを参考に手引きの練習を済ませ、いよいよ街なかに出発!

写真:サポートしながら歩きます

緊張しながらも、こまめに声をかけ、藤田さんたちを手引きする参加者のみなさん。
なかなか順調な様子。

写真:バスの乗降をサポート

真岡鉄道の最寄り駅まではバスに乗って移動。
バスに乗るときは、ステップの段差はどれくらいか、足元に障害はないか、正確に伝えることが必要でチュ。

写真:駅のホームで列車を待ちます

駅のホームで列車を待つみなさんはとてもなごやかムード。
まわりの景色の話題でもしているのでしょうか?

移動の際も、沿線の景色を伝えてあげると喜ばれるそうなんでチュウ。
参加者の方に抱っこされちゃって、ぼくも幸せ!

しばらく待ったら、いちまつ模様のかわいい車両が来たよ!

写真:列車の乗降をサポート

車両とホームの間に隙間があります。
細かな声かけで、その微妙な間隔を伝えるのも重要なんでチュ。

写真:列車の乗降をサポート2

列車は真岡駅に到着。
降車するときも手引きをする人は半歩前を!

写真:階段をサポート

「階段の誘導で特に注意が必要なのは、上り階段なのか下り階段なのかをはっきりと伝えること。
そしてとにかくゆっくりと歩くことが大切なんです。」
と講師の大幡さん。

写真:無事到着しました

無事、階段を渡り終え、真岡駅舎内にある真岡市情報センターにやってきました!
参加者からは「階段を手引きするのはむずかしい!」との声も。
いろいろ気づきがあったようでチュ。

写真:点字ブロックに沿って歩きます

街でよく見かける点字ブロックは、目が不自由な方々にとって、とても大事なサイン。
「進め」を表す線状のブロック、「止まれ」を表す点状のブロック、白杖と足裏の感覚で、方向や危険箇所を探りながら歩くんだそうでチュ。
だから、点字ブロックの上には障害物を絶対置かないようにしないとね!

写真:点字ブロックは大事な案内

参加者のみなさんは交代で手引きの体験をしながら、真岡市街を散策。
緊張しつつも、楽しく交流しながら、街のあちこちを探検しました。

写真:廣瀬隆人(ひろせ・たかひと)先生

午後は、活動体験をふまえてのふりかえりフォーラム。
進行していただいたのは、宇都宮大学生涯学習教育研究センターの廣瀬隆人(ひろせ・たかひと)先生。

まずは講師の大幡さん、鈴木さんに今日の参加者の手引きについて、感想を伺いました。

写真:感想を話す大幡さん、鈴木さん

「不安ではなかったですよ。段差のある場合や階段は上りか下りかをはっきり指示してと最初に言っておいたので、安心して歩けました。」と大幡さん。

一方、鈴木さんは「手引きをしてくれる人に先に歩かれると不安ですが、半歩前を守って誘導してくれたので、安心して、楽しくおしゃべりをしながら歩けました。」とのこと。

写真:参加者の方も感想を報告

「街なかで“助けの声”をかけられることについてはどう思いますか?」との廣瀬先生からの質問には、
「街で出会ったときは、ためらわず声をかけてもらいたい。声をかけてもらえることはうれしい事なんです。」と大幡さん。
鈴木さんは「昔は遠慮してたんですが、素直に“お願いします”と言うようにしたら、とても楽になった。」とのこと。

写真:みんな熱心に聞いています

お二人の趣味を伺うと、大幡さんは作曲、鈴木さんはテレビドラマの鑑賞とのこと。
最近は便利な家電やパソコンなどが普及しているので、障害があってもとても暮らしやすくなっているんだそうです。

「自分で出来ることは積極的にしたい。もちろん助けが必要なときは助けてもらいながら。障害があるからできないと思わず、何か出来ないだろうかとチャレンジすることが大事だと思っています。」と、大幡さんは力強く語っていました。

障害があっても不自由さを跳ね除け、生きがいを持って生活している様子が、講師の方々のお話から伺い知ることができたでチュウ。

写真:気づきと思いをみんなで述べます

最後に参加者の気づきと思いを一人ひとり述べて、今日の活動体験とふりかえりフォーラムは終了。
参加者のみなさんはそれぞれに今日の気づきを糧に、これから自分の出来ること、したいことを、気持ちをこめて語っていたのが印象的でした。

今日の体験を通して、ぼくが気づいたこと。
それは、「声かけ」の大切さでした。
今までちょっとためらうことが多かったけれど、講師のみなさんのお話を聞き、目の不自由な方の多くは、「声かけ」をうれしく感じていることを知りました。
今度街でお会いしたら、積極的に声をかけてみようと思いました。

「聴覚障害のあるみなさんとの探検」には、都合があって行けませんでしたが、また同じような機会があったら、ぜひ参加してみたいと思いまチュ。

こうした活動体験をきっかけにして、“NPO・ボランティア活動”がもっと広く理解され、普及していけばいいなと思ったナイチュウでした。

 

NPO法人ま・わ・た(真岡市市民活動推進センター「コラボーレもおか」運営団体)

  • 〒321-4507 栃木県真岡市石島893-15 二宮コミュニティセンター内
  • TEL:0285-81-5522
  • FAX:0285-81-5558
  • URL: http://www.collabo-moka.net/
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