2013/08/26

おいしい那須のお米はいかが/社会福祉法人清幸会 セルプあじさい(那須塩原市)

こんにちは、ナイチュウです!

夏、まっ盛り。

夏休みを利用して、海や山へとお出かけして楽しんでいる方も多いかと思いますが、ロイヤルリゾートと呼ばれる那須高原も人気の避暑地のひとつ。

今回ぼくは、そんな那須高原にほど近い、緑に囲まれた障害者施設を訪ねてきました。

おじゃましたのは、那須塩原市にある「セルプあじさい」。

施設長の磯文康(いそ・ふみやす)さんに出迎えていただきました。

こちらはどんな施設なのかな?

磯さんにたずねてみました。

「おもに知的障害のある方々に対する就労支援を行う施設として、平成17年に開所しました。オープン以来、この施設ならでは、この地域ならではの支援の方法を模索しながら、少しずつ作業の幅を広げてきたんです。」

「セルプあじさい」を運営する社会福祉法人清幸会(せいこうかい)は、那須塩原市や那須町で、複数の高齢者施設を運営しているそうですが、そこで目を付けたのが、法人内の施設との連携。

「清幸会が運営する3つの特別養護老人ホームでは、シーツやタオルなどの洗たく物が毎日たくさん出されます。そうした洗たく物のクリーニングを、障害者施設が請け負い、訓練の一環として、利用者のみなさんが作業に従事しているんですよ。」

そう説明してくれた磯さんに、クニーニング陽の設備が整ったお部屋に案内してもらうと、利用者のみなさんがもくもくと作業に取り組んでいました。

まず、大きな洗たく機できれいに洗い、乾燥させます。

注意事項などが分かりやすく表示されていて、みんなが操作方法を理解できるよう工夫されていたよ。

洗い終えたシーツは、ローラーに通してしわを伸ばします。

落ちていない汚れはないか、破れたところはないか、細かく確認して、きれいに折りたたみ、配送先の施設ごとに分類。

お部屋がピッカピカなのも印象的でしたが、人の肌にふれる洗たく物は衛生面でも細心の注意が必要なので、清潔な作業環境にも心がけているんだって。

利用者の方がおとなりの特別養護老人ホームを訪問して、施設内のお掃除などもしているそうです。

また、「セルプあじさい」のある那須地域は、豊かな農村地帯。

そんな地域の特徴を生かして、精米事業にも取り組んでいるとのこと。

「那須町の農家からお米を仕入れて、施設内で精米し、外食事業を広く手がけている業者さんなどに納品しているんです。」と磯さん。

作業場をのぞかせてもらうと、精米作業の真っ最チュウ。

1時間に200~300キログラムを精米できるという機械には、何やら見なれない装置がついていたので、磯さんにたずねてみました。

「この装置にはセンサーが付いていて、欠けていたり変色していたりするお米をはじいてくれるんです。そうすることで、お米の品質を一定に保つことができるんですよ。」

手慣れた様子で精米したお米の袋詰め作業をこなす利用者のみなさん。

ぼくもこのお米を炊いたおいしいごはんを食べてみたくなっちゃった。

「精米したお米の多くは大手の業者さんに販売していますが、一部はイベントなどで一般のお客さんにも販売していますよ。」という磯さん。

そうそう今年の6月に開催された「とちぎナイスハートバザールinけんちょう」でも、このお米をたくさん持ってきてくれましたねえ。

 

「セルプあじさい」では、精米事業を通じて農家の方々とのつながりができたこともあり、落ち葉と米ぬかを使った“たい肥”製造にも取り組む計画があったそうです。

「山間部に用地を取得し、機械や設備を整える段階まで準備を進めていたんです。そんなとき、東日本大震災が発生しました。震災に続く原発事故によって、那須地域の山林が広く放射能に汚染されてしまい、それ以上計画を進めることができなくなってしまったんです。新たな事業として期待をかけていただけに、非常に残念でした。」という磯さん。

原発事故は、栃木県に様々な風評被害ももたらしました。

「セルプあじさい」の精米事業も例外ではなく、事故直後は非常に厳しい運営を迫られたそうですが、検査でもその安全性はお墨付きを得ているお米なので、次第に取引を回復していったそうです。

そのほか、自主製品として、廃油リサイクル石けんづくり、牛乳パックや米袋を再利用した封筒づくりなどを行い、イベントなどで販売しているんだって。

一見どこにでもあるような茶封筒も、開封すると内側に米袋の文字や模様が見えたりして、そこがまたデザイン的な面白さになっています。

施設の特徴や地域性を生かした取組を、しっかりと利用者のみなさんの支援につなげている「セルプあじさい」。

原発事故に伴う思わぬ試練に見舞われたものの、「また新しいことにチャレンジしていきたい」という磯さんの言葉は、とっても頼もしかったでチュウ。

イベントなどで「セルプあじさい」を見かけたら、おいしい那須産コシヒカリをみなさんも味わってみてはいかがでしょう。

 

社会福祉法人清幸会 セルプあじさい

住所:〒325-0034 那須塩原市東原字天蚕場166

TEL: 0287-60-3331  FAX: 0287-63-3266

URL(とちぎセルプセンター): http://www.tochigi-selp.jp/office/70

URL(社会福祉法人清幸会): http://www.nasu-kaigo.or.jp/index.html

 

 

 

 

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